過去に洋裁本から3本パンツを作りましたが、腰回りのフィット感に悩みがありました。そこで、ゼロから型紙を作ることにチャレンジ。ネットや書籍で調べ、トライアンドエラーを繰り返してたどり着いた「自分サイズのパンツ」パターンの引き方をまとめます。
🧵自分サイズで作るパンツシリーズ
➡️【自分サイズで作るパンツ】0. 自分に、ぴったり合うパンツを作りたい
➡️【自分サイズで作るパンツ】1. 完成 着用レポ
➡️【自分サイズで作るパンツ】2. パターンの引き方 ●
➡️【自分サイズで作るパンツ】2作目 ヘリンボーン生地でロールアップ

※素人の手探りですので、間違いも有ると思います。自分で調べてチャレンジされる方へ、参考になる部分があれば嬉しいです。
今回作るパンツの仕様:
- ウエストゴムなし
- 布帛のストレート〜スリムパンツ

① 採寸と、股ぐりゲージ
採寸の準備
以下の4つを測ります:
- ウエスト
- ヒップ
- ヒップ丈(ウエストからヒップまでの距離)
- パンツ丈
1人で水平に測るのは難しいので、以下の方法を取りました:
- メジャーの代わりにマスキングテープを身体に貼る
- 各部位に正しく貼れているか鏡でチェック

※2025年1月追記:ウエストラインは、欲しいパンツのウエスト高さでテープを貼ります。手持ちのパンツなどを参考にしてください。
採寸
ウエストのマスキングテープはそのままにして、他の部分のテープを剥がし、長さを測ってメモします。
❶ウエスト ←まだ剥がさない
❷ヒップ ◯◯cm
❸ヒップ丈 ◯◯cm(標準18~20cm)
❹パンツ丈 ◯◯cm
股ぐり採寸のための道具を準備
以下のサイトを参考に「股ぐりゲージ」というものを作図しました。
股ぐりゲージを使わない方法も試しましたが、私は股ぐりゲージを使ったパターンが1番納得感があり、フィットもしました。
上手に測るコツや、道具を手作りする方法を書いていきますね。

必要な道具は以下の通り:
- 外パス(段ボールで代用可)
- 自在曲線定規(60cm)
外パスは段ボールで作成できます。自在曲線定規は市販のものを使用しました。
長さが色々ありますが、私は60cm定期でギリギリ足りたくらいでした。
股ぐりゲージを作図
1.紙に水平線を2本引く

2.外パスで、ウエストの厚みを測る

3.測定したウエストの厚みを紙に作図

4.自在曲線定規を股に当て、ウエストラインの前中心・後ろ中心位置に印をつける

5.定規の形を崩さないように外し、作図した紙の上に置く(前中心と後ろ中心がウエストの幅の線に合うように)

6.自在曲線定規の内線をなぞり、紙に写す
7.ヒップラインの前から1/3に垂直線を引く

ウエストサイズをメモして、全ての採寸が完了
最後に、ウエストのマスキングテープを剥がし、長さを測ります。
これで以下の寸法が揃いました:
❶ウエスト ◯◯cm
❷ヒップ ◯◯cm
❸ヒップ丈 ◯◯cm(標準18~20cm)
❹パンツ丈 ◯◯cm
② 一旦、スカートの原型を作る
パンツの原型を作る前に、まずはスカートの原型を作ります。
スカートの原型が、パンツ原型の基礎になります。
まずは計測したヌード寸法に、ゆとりを加えながらスカートの原型を作っていきます。
スカートの原型の引き方は、ネットや書籍で色々出ていると思います。
私はRobe viergeさんのブログを参考にスカートの原型を引きました。タイトスカートのパターン作り方 1〜7番

- ウエスト+3cm「ゆるみ」
- ヒップ+4.5cm(1/4H+1.125)「ゆるみ」
- ヒップ丈(腰丈)20cm
- 私は今回ウエストベルトは作らないので、ウエストのいせ分は無しにしました。
オレンジ部分は数値を変えました。他に参考にした書籍で、ヒップのゆるみはMで+4cm、Lサイズで+4.5 と書いてあったので、+4.5をヒップのゆるみにしました。
ヒップ丈は、採寸時に確認した自身のヒップ丈にします。今回ヒップ丈20cmで作りましたが、私の場合は結構ハイウェストになりました。
③ パンツ原型を作る
スカートの原型を元に、パンツの原型へと変換していきます。
【10B-3】〜【10B-9】まで、手順通りにパンツを作図します。
スカート原型・股ぐりゲージの上に、新しいハトロン紙を重ねて写しながら作図します。

【10B-3】〜【10B-9】まで完成
※2025.01 追加 股ぐりゲージの傾け【10B-3】は、よりフィットさせたいなら飛ばして良いかもしれません。今傾けないver製作中です。完成したら確認します。傾けた方はゆとりが多くて動きやすい。でもヒップ下の布が余りやすい気がする。
※2025.02 追加 傾けないver製作しました。予想した通り、傾けないと【フィット感が増すが、やや動きにくい】です。 伸びない布帛生地の場合は傾ける・ストレッチ生地なら傾け無し 使い分けようと思います。
※【10B-10】のダーツの集約は、理解できず飛ばしました。
次に
【10D-3】後ろスカートのウエストとダーツを脇側に1センチスライド
【10D-7】後ろ脚部のCLは渡り幅の中央から3センチ脇側に合わせる。

④ 股ぐりの長さ調整
私の場合、このままのパターンでは
お腹とお尻部がつっぱってシワになってしまいました。
そこで、原型の股ぐりの長さと、股ぐりゲージの股ぐりの長さを比べて、不足分を開きました。

開く場合は、ヒップラインの脇側を軸に
不足している分だけ中心側を開いて線を繋げます。
後ろ股ぐりの下側だけは、パターンに不足分を足しませんでした。原形の説明で「伸ばしにする」と書いてあったので、裁断した後に、生地を引っ張って伸ばし、戻らないようにアイロンで癖づけしました。
⑤ ひざと裾を書き入れる
一旦手持ちの服やパターンを測って入れると良いと思います。
もしくは広めに作って、仮縫いしながら決めても良いかもしれません。

■ワタリから 膝までの距離・・・パンツのメカニズム 7 膝位置 こちらのサイトを参考にしつつ、実際の膝位置よりも高めにしました。(以下、括弧内が私の場合の数値25cm)
◯ パンツ丈・・・脇線が、1で測ったパンツ丈になるようにします。(93cm)
△膝幅・・・手持ち服を参考に(前22cm,後ろ24cm)
◎裾幅・・・手持ち服を参考に(前21cm,後ろ22cm)

パターン上では、裾の方が細いのですが、実際にパンツにして着用すると、ストレート〜やや裾広がりのシルエットです。
膝よりも裾の方が、数字以上に広がりやすい様です。
パターンが同じ裾幅でも、センタープレスする場合は、中央が持ち上がって、裾は少し細く見えます。
スリムパンツのパターンができました

縫い代付け・縫製の参考書籍
ここから先は、縫い代を付けて裁断・縫製へ進みます。
縫い代の付け方は、パンツの仕様によって変わりますが
(ファスナーの位置や、ベルトの有無など)
詳しい縫い代の付け方や縫製手順については、以下の書籍を参考にしました。
📖工夫されたあきの縫い方
前開きファスナー(フライフロント)の付け方と、
ファスナー周りの縫い代の付け方はこの本が分かりやすいです。
ウエストベルト仕様の、ファスナー開きの方法が書かれています。
ファスナーの付け方は洋裁本によって方法が違う部分です。
色々試しましたが、この本の付け方が1番理解しやすく、綺麗に出来ました。
📖パターン展開でバリエーションを楽しむパンツ
ウエストベルトをつけず
ウエストを見返し仕上げにしたかったので
ウエスト見返しの付け方とベルトループはこの本を参考にしました。


原型から、色々なパンツのパターンに展開する方法が沢山書かれている本です。
この2冊の組み合わせで、なんとかパンツの形にすることが出来ました。


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